ミネラル |
はたらきとこんな人に |
カルシウム |
・精神を安定させる。不眠を防ぐ。
・歯の健康を維持する。
・心臓の規則的な鼓動を保つ。
・筋肉をスムーズに収縮させる。
・丈夫な骨を維持する。 |
・発育期の子供、妊婦、授乳婦、高齢者。
・歯が弱い人。
・イライラしやすい人。
・リンやナトリウムの摂取量が多い人。
・骨粗鬆症、動脈硬化、高血圧を予防したい人。 |
リン |
・脳をつくる。
・健康な歯と歯ぐきをつくる。
・丈夫な骨をつくる。
・エネルギーを貯える。
・成長を助け、細胞の修復を助ける。
・関節炎の痛みを和らげる。 |
・骨粗鬆症の患者。
・腎臓の悪い人。 |
イオウ |
ミネラルの中でも例外で、タンパク質の成分である、シスチンというアミノ酸に含まれている。
タンパク質の成分として皮膚を強くし、健康的な爪をつくり、髪につやを与えます。 |
・シミのできやすい人。
・爪がもろい人。髪がよく抜ける人。
・関節の弱い人。 |
カリウム |
・血圧を正常に保つ。充分な摂取で高血圧の人の血圧を下げる助けをする。
・腎臓の老廃物の排泄を助ける。
・腸、心臓などの筋肉の動きを正常に保つ。
・筋肉の働きをよくする。 |
・夏ばてしやすい人。
・お酒、コーヒー、甘いものをよくとる人。
・ストレスの多い人。
・食塩の摂取量が多い人。
・糖尿病の人。
・高血圧の予防や治療をしたい人。 |
ナトリウム |
・日射病を予防する。
・神経と筋肉の興奮性を弱める。
・胃酸の分泌を促して、消化を促進する。 |
・高血圧の人。 |
塩 素 |
胃液中に塩酸として含まれる塩素は、食物に対し殺菌する。
・タンパク質の消化に働くペプシンを活性化する。 |
・食欲不振、消化不良の人。 |
マグネシウム |
精神を安定させる。
・歯のエナメル質のカルシウム沈着に働く。
・心臓の筋肉の動きをよくする。
・血液中の血小板が固まるのを防ぐ。
・腎臓などの軟組織にカルシウムが沈着するのを防ぐ。
・体温、血圧を維持する。
・筋肉の動きをよくする。
・骨の構成成分であるほか、骨の正常な代謝を維持する。 |
・ストレスの多い人。足がつる人。
・肉、加工食品、清涼飲料水、お酒、牛乳を多くとる人。
・利尿剤の利用者。
・高血圧、動脈硬化、心疾患、腎臓結石、骨粗鬆症を予防したい人。 |
鉄 |
・脳や体に酸素を供給し、体全体の機能を高める。
・肌の血色をよくする。
・成長を助ける。
・疲労を防ぐ。
・病気に対する抵抗力をつける。
・鉄欠乏症貧血の予防と治療。
・体温を維持する。 |
・成長期の子供、妊婦、授乳婦。
・貧血ぎみの人。痔の人。
・歯ぐきなどから出血のある人。
・コーヒー、紅茶、緑茶をよく飲む人。
・子宮筋腫や月経過多の女性。 |
亜 鉛 |
・脱毛を防ぐ。
・味覚、臭覚を正常に保つ。
・子供では発育促進。成人では全身の新陳代謝を促す。
・有害金属から体を守る。
・傷の治りを早める。
・コレステロールの沈着を減らす。
・男性では、生殖器官の発達、生殖能力の維持に欠かせない。 |
・味を感じない人。
・爪に白い斑点がある人。
・抜け毛が気になる人。
・風邪をひきやすい人。
・性能力が減退している人。
・動脈硬化を予防したい人。 |
銅 |
・皮膚や髪の色を保つ。
・貧血を予防する。
・血管を丈夫にする。
・骨を強くする。 |
・貧血ぎみの人。
・動脈硬化、骨粗鬆症、慢性関節リウマチを予防したい人。 |
マンガン |
正常な骨の形成に不可欠。
・記憶力を高める。
・疲労をとる。
・体に必要なエネルギーの供給を助ける。
・血糖値を下げる作用がある。
・骨粗鬆症の予防を助ける。 |
・植物性食品の摂取が少ない人。
・インスタント食品や加工食品を多く食べる人。
・骨粗鬆症、糖尿病を予防したい人。 |
モリブデン |
肝臓や腎臓にあるいくつかの酵素の働きを助ける超微量元素。
・鉄の利用を高めて、貧血を予防する。 |
・貧血の人。
・食道ガンを予防したい人。 |
クロム |
・糖尿病を予防。
・動脈硬化や高血圧などを予防。 |
・高血圧、動脈硬化、糖尿病を予防したい人。 |
コバルト |
ビタミンB12を構成する成分。
・悪性貧血を防ぐ。
・神経の働きを正常にする。 |
セレン |
・酸化から目を守る。
・大気汚染から呼吸器粘膜を守る。
・血管の老化を防ぐ。
・体の組織の柔軟性を保つ。
・更年期障害の症状を改善する。
・ガンを抑制する。 |
・ふけが多い人。髪がよく抜ける人。
・精子が少ない男性。
・大気汚染から呼吸器を守りたい人。
・更年期障害の症状を改善したい人。
・動脈硬化、ガン、白内障を予防したい人。 |
ヨウ素 |
・精神活動を活発にする。
・甲状腺腫を予防したり、治療する。
・皮膚や爪、髪を健康にする。
・子供では、体や知能の発育を促進する。
・余分な体脂肪を燃焼させ、ダイエットを助ける。 |
・発育期の子供。
・甲状腺機能減退症の人。
・甲状腺腫を予防したい人。 |
ケイ素 |
・組織と組織をつなげるコラーゲンを束ねて、結合組織を強くする。
・動脈硬化を予防する。 |
・爪が割れやすい人。
・髪が抜けやすい人。
・皮膚がたるんだ人。 |
フッ素 |
歯や骨に極々少量含まれている超微量元素。
・歯のエナメル質を強くする。
・骨を丈夫にする。 |
バナジウム |
脂質やコレステロールの代謝に働く超微量元素。
・コレステロールの合成を抑制し、動脈硬化を予防する。 |
ニッケル |
未解明な部分が多い超微量元素で、尿素を分解する酵素の構成要素。
・細胞の再生を促す核酸(RNA)の安定化。
・鉄の吸収促進、ホルモン分泌への関与。 |
リチウム |
躁うつ病の治療薬として利用されている。
・急性躁病の治療と躁うつ病の再発防止に使われている。 |
ゲルマニウム |
免疫力を高める。抗酸化作用もある。
・B型ウィルスによる慢性肝炎の治療薬に利用されている。
・抗腫瘍作用がある。
・ゲルマニウムの化合物には、体内の酸素の消耗を防いで、ガン、ボケなどを予防する。 |