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Index
タンニン
テアニン
テアフラビン
テルペン類(テルペノイド)
ドーパ
ドーパミン
ナットウキナーゼ
ヒスタミン
フィチン酸
リゾチーム
硫化アリル

注目のの成分(2/2)
成分名 体内での主な作用とはたらき
タンニン タンニン酸ともいい、植物に存在するフラボノイド類で、ポリフェノールの一種。殺菌作用がある。
水溶性は皮膚に強い収れん性を与える。便を硬くする作用があり下痢止めに有効。とり過ぎると便秘がちになる。
薬をお茶で飲むと、薬の成分と反応し、薬が効かなくなることがある。
テアニン 茶葉に含まれる、グルタミン酸エチルアミドのこと。
カフェインの覚醒作用と拮抗(同等に張り合う力)する精神安定作用がある。
テアフラビン 紅茶に含まれる赤い色の成分で、ポリフェノールの一種。
抗酸化作用があり、ガンや生活習慣病を予防する。
テルペン類(テルペノイド) 柑橘類の特有の香りや苦味の成分。リモネン、リモノイド、カルボンなどの種類があり、脂溶性の性質がある。
リモネンには、発ガン遺伝子のはたらきを抑制する作用がある。
リモノイドとカルボンには、発ガン物質を無毒化する作用がある。
甘草のグリチルリチンやハーブのローズマリーなど、しそ科の植物に含まれるジテルペンもテルペン類で、ガンの成長を抑制する。
ドーパ 動植物中に存在する。
アミノ酸の一種であるチロシンに酸化酵素チロシンヒドロキシターゼが作用して、ドーパが生じる。
ポリフェノールオキシターゼという酵素で酸化されてドーパキノンとなり、O-キノンを経て褐色色素のメラニンとなる。
ドーパミン 神経伝達物質。
生体内でチロシン由来のドーパから合成されるほか、ノルアドレナリンやアドレナリンの前駆物質にもなる。
パーキンソン病や精神病の発症とも関連している。
ナットウキナーゼ 納豆に含まれる酵素。
血液中にできる血栓を溶かし、脳の血行をよくする。
抗ガン効果のある成分。
ヒスタミン 赤身魚とその加工品によるアレルギー様食中毒の原因物質。
腐敗菌によってアミノ酸の一種であるヒスチジンから生成される。
中毒症状は、頭痛、顔面紅潮、じんま疹、酩酊感など。
フィチン酸 穀類や豆類に多く存在し、リン酸と結合している。
食品のカルシウムや鉄と強く結合する性質があり、それらを不溶化することによって、体内への吸収を阻害する。
腎臓での酸分泌抑制、腎結石や虚血性心臓病の発症抑制、血中コレステロール値の低下、虫歯抑制などの効果が報告されている。
リゾチーム 卵白から発見された抗菌作用のある酵素。
細菌の細胞壁中の多糖を溶解して死滅させるので、防腐剤として使用。
風邪薬や目薬などにも配合されている。
硫化アリル ニンニクやネギに特有の成分で、配糖体のかたちで存在。
切ったりおろしたりして細胞を破壊すると、酵素によって分解がおこり、強い刺激臭と辛味を出す揮発性の硫化アリルに変わる。
イオウ化合物の一種で抗酸化作用があり、ガンを予防する。
殺菌作用がある。
 
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